だいたい知ってる!印刷会社でよく使われる印刷用語7選

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こんにちは!
ダイワインクスです!

この記事では、知ってそうで知らなくもない だいたい知ってる印刷用語を解説します。印刷業界では当たり前に飛び交う専門用語の初級編といったところです。
ふと私がこの業界に入ったころを思い返すと、言葉の意味が分からず苦労したしたものです。(今では目をつぶっても言えますけどね!) 同じような苦労が少しでも減ればと思い、張り切ってキーボードを叩いてまいります!

同じような印刷用語の解説サイトはたくさんあるので、ちょっと工夫して『現場で耳にする頻度(※あくまで体感)』と『使い方例』を紹介していきたいと思います。「あぁこんな頻度で、こんな感じで使われるのかぁ」と思いを馳せていただければ幸いです。

※用語の意味は会社によって若干のバラつきがございます。予めご了承くださいませ。

原稿

読み:げんこう
意味:印刷物を作成する際に必要な材料。一般的に思い浮かべやすい文字原稿、それ以外にも画像や写真・フイルム等も原稿と呼ぶ。ほぼ全てのお仕事に存在する。
現場で耳にする頻度:10回~/日
使い方:
営業たろう「ほい、原稿!これでデザインよろしくっ」
制作じろう「はい!」

入稿

読み:にゅうこう
意味:原稿が入ること。お客様から営業に、営業から制作に…それぞれ入稿と呼ぶ。一昔前は手書きの紙を営業担当が取りに伺うというのがほとんどだったが、データ化されたものがメールで入稿したりクラウドストレージで入稿したり、便利な時代になりましたね。
現場で耳にする頻度:3回~/日
使い方:
営業たろう「ほい、入稿したよ!これでデザインよろしくっ」
制作じろう「はい!」

組版

読み:くみはん
意味:印刷工程のひとつ。文字通り、活字を『組』合わせて『版』を作る、というのが本来の意味。
現在では、原稿の指定どおりに『文字や写真などを紙面に配置する作業』を指すことが多い。
クリエイティブなイメージの『デザイン』に対し、作業的要素が強いのが『組版』という解釈をする場合もある。
現場で耳にする頻度:10回~/日
使い方:
営業たろう「ほい、入稿したよ!これでデザイン?組版?とにかくよろしくっ」
制作じろう「はい!」

校正

読み:こうせい
意味:組版した紙面が正しくできているかどうか確認すること。
『原稿通りに組めているか』の確認に加え、『誤字脱字などがないか』の確認を行う。
ダイワインクスでは『校正』はお客様に確認していただくことを指す。
似た言葉で、『校閲』がある。若干意味合いは違うが、ここでは深く触れない。
現場で耳にする頻度:6回~/日
使い方:
営業たろう「ほい、校正は明日ね!組版?よろしくっ」
制作じろう「はい!」

内校

読み:ないこう・うちこう
意味:社内・内部で校正をすること。(社)内校(正)。
ダイワインクスでは組版した紙面を、お客様に確認していただく校正の前に、
内校に通すことをルールにしている。
これで間違いを見つけられないと、間違った情報で印刷までいってしまい、
わりと大変なことになったり…地味ではあるが、非常に重要なステップである。
現場で耳にする頻度:6回~/日
使い方:
営業たろう「ほい、校正は明日ね!内校?もちろん通したものをね!組版よろしくっ」
制作じろう「はい。」

校了

読み:こうりょう
意味:全ての内容確認が終わり、印刷しても良い状態になること。
ダイワインクスでは仕事にもよるが、校正→修正→校正…を繰り返して最終の紙面が完成する。
最終の紙面の校正(お客様)と内校(社内)が済んだ状態を校了という。
校了の紙面(校了紙)に専用の付箋(校了付箋)を貼り、後工程(印刷等)でもそれを確認し作業を行う。
現場で耳にする頻度:8回~/日
使い方:
営業たろう「ほい、校正は明日ね!校了?うん、明日!組版よろしくっ」
制作じろう「はい」

刷版

読み:さっぱん
意味:印刷で使用する版。
ダイワインクスでは(というかほとんどの場合)アルミの版を使用している。
絵柄を焼き付けた刷版を印刷機にセットし、インキをのせて紙に転写する。(厳密にいうと、刷版と紙の間にナニかがある。)
ダイワインクスでは『版そのもの』より、『版を作る(焼く)行為』を刷版と呼ぶことが多い。
流れとしては、校了→刷版→印刷となる。
現場で耳にする頻度:8回~/日
使い方:
営業たろう「ほい、校正は明日ね!校了?うん、明日!もちろん刷版もね!組版よろしくっ」
制作じろう「Hello, world !_」

まとめ

いかがでしたか。段取りって大事ですね。
安心してください、こんな強行スケジュールのお仕事はそうそうありませんので。
よく「準備8割(成功するかどうかの80%は準備で決まる)」と言いますね、同じ意味で「段取り八分・仕事二分」と言ったりもします。
準備・段取りの質を高めて、よりよい仕事をしたいものです。

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