印刷物を作るぞ!と思ったとき、「どのサイズで作ったらいいんだろう?」と悩んだことはないでしょうか。
印刷物制作において役に立つ(かもしれない)、「サイズ」に関して調べてみました!
今回は「A判」を中心にご紹介します。
A判について
現在日本で使用されている主な規格は、A判・B判の2つです。 世界各国で使用されている国際規格(ISO)のA判に対して、B判は日本独自規格(JIS)です。ダイワインクスでは新聞(タブロイド)サイズのD判も取り扱っていますが、B判・D判に関してはまたの機会にご紹介いたします。
主な「A判系」サイズ
- A2(420☓594㎜)
- A3(297☓420㎜)
- A4(210☓297㎜)
A判の縦横比率
A判の縦横比率は1:√2(ルート2)、1:√2は「白銀比」とも呼ばれています。白銀比の特徴は、半分にしても長方形の形が変わらない、相似形の長方形です。なんとも美しい形ですね。
そもそもA判とは
A判は、19世紀末頃ドイツの物理学者オズワルドによって提案されたドイツの規格です。それを日本工業規格に導入されました。面積が1平方メートルの「ルート長方形」をA0としています。現在、A判は国際規格となっており、世界各国で使われています。
サイズごとの主な使用用途
なにか印刷物を作る際、それに向くサイズというものがあります。
調べてみましたので参考にどうぞ。(主観もりもりです!)
A2(420☓594㎜)/大きそうで大きくない少し大きいサイズ
少し影が薄いA2、筆者が社内の印刷物を想像したところ…何も思い浮かびませんでした。いやきっとあるハズなんですけどね。
調べてみると、大判ポスター・大判パネル・タペストリー・図面などに使われることが多いようです。
大判といってもB2さんの方が大きくて…だいたいそっちにもってかれているイメージです。
A3(297☓420㎜)/A一族の「影の実力者」
万能規格A3さん。そのままチラシ・ポスター(選挙ポスターはこのサイズ)で使用するのはもちろん、両面に印刷して中央で折ると4ページ構成のA4リーフレットに、2つ折りにした印刷用紙を束ねて製本すると冊子にもできます。
また、当社では「B4サイズ」の取り扱いが多いため、B4サイズがすっぽりトンボ付きで収まるA3サイズのプリント用紙を校正紙の出力に使用することが多いです。
まとめると、チラシ・ポスター・リーフレット・パンフレット・校正紙などに使われることが多いです。
ちなみに、一般的な複合機はA3まで対応の機種が多いですね。
A4(210☓297㎜)/語る必要がないほどのポピュラーさん
現在、日本で最も使用頻度が高いと言っても過言ではないA4。おそらく、「どのくらいの大きさ?」と聞かれて「このくらい!」とイメージしやすさトップクラスでしょう。おそらく。
ノート・ルーズリーフなどでよく使われていて、本棚や鞄、ランドセルなども「A4」が入るサイズという作りが多いですね。会社での書類・資料もこのサイズが多いです。一般的なクリアファイルもA4が入るサイズです。
学生から社会人まで幅広く親しまれてますね。軽く感動を覚えるレベルです。
まとめると、印刷物としてはチラシ・リーフレットなどに使われることが多いです。……あれ、言うほど多くない??
まとめ
今回、A判に関してまとめてみました。
思ったより世の中に溢れていますね。
個人的にも、「なんかスッキリ」していて好きだったりします。
これからも末永くよろしくお願いいたします。