環境整備

昨年より取組を始めた環境整備。「朝の掃除」と異なるのは、目的が職場をキレイにするだけではなく、整理・整頓・清掃を担当する場所と時間を決めて行い、「仕事がしやすい環境を整える」こと。

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こちらは給湯室の棚の中。使用する洗剤等を見えるように配列し、何がどこにあるのかを「見える化」しています。先日、業務のSさんが給湯室に籠って何やらゴソゴソとやっていましたが、こういうことだったんですね。

モノだけでなくスペースにも表示し、戻す際も決められたスペースに戻すという当たり前のことを当たり前にできる環境を作ります。

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使用してなくなったら、発注カードを発注カード入れに入れて、担当者が発注するという簡単なしくみですが、徹底するとなると簡単ではありません。

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スペースには品名、容量、金額を表示しています。

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社員通用口の退館ボード。
「子供じゃあるまいし・・・」なんて思う人もいるかもしれませんが、電車やバスの運転手さんが手を動かしての左右確認と同じ考え方です。

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傘立ても部門のスペースを決めています。

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工場内の掃除用具も設置場所で色分けし、それぞれ場所と道具に表示しています。これだと、使用した後に戻す場所が明確でわかりやすいですね。

徹底できているというレベルではありませんが、少しづつ環境整備の考え方が浸透し、社員のみんなが考えて行動してくれています。

私は、「環境整備をやる」と決断し、社員のみんなと一緒にベンチマークすべき企業様に訪問して見学させてもらう段取りをつけただけ。勿論、仕事ですから活動は就業時間内に行います。

こういう細かく面倒なことも習慣化すると定着してきますね。定着していくには、社内にコミュニケーションと協働の自発性というベースがあってこそ。できていないことは、社長や幹部の関わりや信頼関係が不足しているんでしょう。

私の社長としての力量不足で組織としてはまだまだ発展途上ですが、自発的に提案し行動してくれる社員が増えてきました。本当にありがたいと感じています。

エビデンスの落とし穴

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最近よく使われる言葉に「エビデンス」があります。数年前からは「ソリューション」が多かったように記憶していますが、一般的になったのか頻繁には耳にしなくなりました。

言葉にも流行り廃りがあり、 定着するものもあればいつの間にか使われなくなるものもありますね。

Wikipediaによるとエビデンスとは、 証拠・根拠、証言、形跡などを意味する英単語 “evidence” に由来する、外来の日本語。 一般用語として使われることは少なく、多くは、学術用語や業界用語としてそれぞれに異なる意味合いで使われているということですが、業界用語が一般化している見本でしょう。

エビデンス、即ち「根拠」や「証拠」が求められる時代とは、 選択肢が多すぎる昨今を象徴しているように感じます。選択肢が多いが故に「何を選択するか」が重要に思えるわけですが、やってみなくちゃわからないものも多いでしょう。しかし、費用対効果と労働時間の短縮が求められる現在では、根拠がなければ実行しにくいものです。

このままいくと、すべての選択をAI(人口知能)に頼らざるを得ない時代になるのではないかとさえ思えます。ここ数年でマーケティングやプロモーションは、ウエブというインフラにデータベースやAI技術というツールによって飛躍的な進歩を遂げましたが、人間の予知能力や予測する感性は退化していくのではないでしょうか。

通販でモノを購入する際にはレビューを見る人が多いと思います。確かに大多数意見に従えば安心ではあるし、大きな失敗は防げるかもしれません。けれど、カテゴリー分けされた属性の中のみでの購買や行動は、未来の可能性を閉ざしているようにも思えます。こういう僕も本の購入はアマゾンが8割ですが、週に1度や2度は書店に足を運んで、自分の感性を信じて選択しています。まぁ、失敗も多いですが・・・(笑)

クライアントや周囲に納得感を与えるにはエビデンスが大切ですが、実は大きな落とし穴もあります。世の中の新規で成功した事業には、社長以外全員反対したものも少なくないようです。誰もが賛同するビジネスモデルは、既にライバルがひしめいていたり、市場に出回っていなくとも大手が参入してくる可能性が高い。新しい事業は、やっと採算が取れ出した頃を見計らって虎視眈々と狙ってくる大手企業も少なくありません。

やはり、コア・コンピタンスの確立が大切ですね。これが、なかなか難しいんですけどね。

2016ライティング講座

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本年度の社内ライティング講座は、元新聞記者で、現在は地元福岡でフリーライターとしてご活躍の井上みゆきさんにお願いしています。

井上さんとは数年前にフォトグラファーの友人を介して知り合い、弊社で行う書籍やフリーペーパーのライティング監修をお願いしている経緯でご快諾頂きました。

講座ですから、講義というよりは座談会形式で参加者も楽しく受講してくれたようです。

新人記者の頃、当時のデスクから15文字の記事を何度も何度も書き換えさせられ、「いつか殺してやる」と涙を流しながら執筆にあたったなど、経験談を交えてライティングの深さ、面白さ、怖さを語られます。表情温かくも凛としたその表情から、修羅場を乗り越えてきたからこその迫力が感じられます。

歯に衣着せぬ物言いで、口は悪いが情に厚く心意気で仕事される濃いキャラクターの井上さん。参加者全員が、その人柄に魅了されました。

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こういう本物の職人さんが減ってきましたね。単なる知識やテクニックだけに留まらず、仕事人としてのプライドや矜持を理解して、後進に語り継いでいく貴重な機会にしたいと思います。

井上さん、お忙しい中本当にありがとうございました!

一応、忘備録として私のメモを残しておこうと思います。

■原稿を書くときに一番大切なこと

・取材が一番大切(取材ノートをしっかりとる)

・ターゲットがどこにあるのか(年齢・性別・趣味趣向)

・短い原稿ほど難しい

・伝えたいことを最初に書く

10取材したら、7つ捨てて3つ書く

・取材の際の体温が残っているその日のうちに書く

・書いた原稿は必ずプリントアウトして再確認する

・原稿に上手い下手はあるが、良い悪いはない

 

■取材がすべて

・相手がどんな地位であろうと気合を入れてビビらずに向かう

・聞きたい内容のレジュメを事前に提出する

・義務教育を終えた人がわかる言葉で聞く

・レコーダーなど機械に頼らず真剣勝負で集中して行う

・大切な時間になるよう緊張感をもって挑む

・読む人に合わせて聞く内容を準備する

 

■ライティングの基本的なルール

・定休日/ 日曜(日曜日の日は不要)

・定休/ 日曜日

・社員数 / 40(社員数とある場合は人を入れると人がダブる)

・社員 / 40

*同じ言葉をダブって使わない→異なる表現を使う

*形容詞はなるべく使わない→ライティングは個人的な感想は入れない

・美しい、おいしいなど簡単な形容詞は使わず、取材者が感じたことを自分の言葉で伝える

・おいしい→クセになる、幸せになる