コアコンピタンス

今年もとうとう研修が始まりました。今回は昨年受講した「業績アップ6か月コース」の上級コース。

業績アップでは、現状での業績の上げ方、即ち戦術を学びました。勿論、決してすべてを理解できたわけではありませんので、今年もT部長とO課長代理が継続して受講してくれています。

業績アップ上級コースでは、「戦略」を考えます。あえて「学ぶ」ではなく「考える」としたのは、企業にとって非常に重要な「戦う武器を決める」ことに値するから。

私達が社会人になった30年前、給料の大半を好きなクルマに注ぎこみ、デザイナーズブランドのファッションに身を包みたいがために頑張ったものですが、現代では若者のクルマ離れが進み、「モノ」の時代が終わりを告げようとしています。そして、消費者は「コト」に価値を見出しています。スマホのゲームやアプリも同様でしょう。

印刷ブツという「モノ」ではなく、いかに「コト」に繋がるコンテンツを提供できるか。

そして、大切なことは研修で学んだ、考えた「コト」をどのように具体的に実行していくか。そうでなければ研修が仕事になってしまいます。人財育成は投資ですから、かけた時間と費用に対して数倍の成果を出さなければなりません。勿論、すぐに効果があるものもあれば、じっくりと時間をかけなければならない場合もあります。

投資という観点で考えれば、「何を武器にするか」即ちどのようなビジネスモデルで戦うかは、エネルギーや時間、費用といった経営資源を集中しなければ資源の少ない我々中小企業では投資効果は期待できません。

我が社にとってのコア・コンピタンス(核となる能力)は何か、お客様から見た強みは何か、その強みは他社を圧倒するものか、他社にないものか?他社に簡単に真似できないものか?

こうやって悶々と問い続けると頭がおかしくなってきます。まだまだ鍛え方が足りませんね。常に意識していないと、すぐに我が社目線になってしまいます。どうやったら利益が出せるか?そもそもそんなこと可能なのか?

案外、答えは我々が気づかない開かずに扉の中にあるのかもしれません。

 

01

一時期、テレビに引っ張りだこだった有名な池上彰氏の著作。

研修でウニになった脳みそをリフレッシュするため、帰りの新幹線に乗る前に立ち寄った書店で目に留まった「おとなの教養」。テレビを見ない僕は池上氏の著書を読んだのは初めてでした。

長時間慣れないビジネス脳を使うと、こういう業務に直結しない本に逃げてしまいます(汗)。翌日の休日の炎天下、スタバでアイスコーヒーを飲みながらリラックスして読んでいると、いつの間にか引き込まれてしまいました。

大学でも引っ張りだこ、テレビでもおなじみの人気コメンテーターだけあって表現力が豊かでいちいち納得させられます。いつになく一気読みでコーヒー一杯でスタバに4時間も居座ってしまいました。1時間80円ですからコスパは高いです。

切り口がとても面白い。「理系と文系の間の溝」から始まり、宗教や宇宙、そして経済学と人間が地球に存在してから始まった「人間の苦悩の歴史」を順追って解説されています。

確かに歴史は繰り返されますから、これから起こるであろう変化や革命は地球や宗教、人類の歴史から読み解くことができるようです。

人間がこの世に生存してから、容赦ない自然災害、殺戮、餓死や戦争の連続でしたが、21世紀に入ってからは少なくともこのような事態にはなっていません。このことからも人類は「進化」していると言えるはずなのですが、私達は常に見えない不安に苛まれています。

このように、人類の科学、政治や経済の歴史から学ぶことで、進路が少し見えてくるように思います。
また、社会人、経済人、経営者として、このような「おとなの教養」を多少でも身につけることで、言葉や行動に「重さ」や「品格」が滲み出てくるようにも思います。

見えないから不安に陥るわけで、針くらいの小さな穴でも先が見えてくると「やるべきこと」と「進むべき道」が拓けてくるのではないでしょうか。

えっ?人一倍教養のないお前が言うなって?まぁ、確かに・・・(汗)