007

毎年恒例となった「若者と地元経営者との交流会」は筑後中経協の代表的な事業で今年で13回目を迎えます。決して合コンではありません(笑)。

久留米大学3年生6名、信愛女学院短大1年生2名に地元経営者が2人、合計10名のグループが8つのクラスでディスカッションを行います。

003

学生さんにとって有意義だったかどうかは分かりませんが、我々経営者にとっては若者のマインドやモチベーション、思考力や行動力を知る機会として、毎年楽しみにしています。

やはり、話題の中心は「就活」。「どんな企業に入りたいか」「あなたにとって仕事とは?」「企業はどんな人が欲しいか」などなど・・・。

その際、毎年経営者の口から出てくるキーワードが「素直」。学生さんにとっては、やっぱりって感じでしょうね。

日本の伝統文化には、茶道、武道など「道」がつくものがあります。「道」っていうのは、所謂「型」であり、「考え方」「向き合い方」だと思うんです。ですから、茶道も武道も仕事でも、はじめは「型」を愚直に身につけることが成長の近道。その型を身につけるには、やはり「素直さ」がなければ体に沁み込んでいきません。

但し、「素直」と言われても、「疑問に思ったり、間違えていると思ったことでも新人は黙ってやるべきだ」と言っているわけではありません。会社や上司が指示を出す際には納得できる、できないは別にしても説明責任があります。そして、腑に落ちる説明ができれば、成果を作るべく一生懸命頑張ってくれるでしょう。

世の中は納得できることばかりではなく理不尽なことだらけ。そこが学生と社会人の大きな違いかもしれません。企業はそんな理不尽な世の中でも社員さんに「自立」して頂かなくてはなりません。「経済的自立」と「精神的自立」です。

「がんばる」だけではダメで、常に結果を求められるのが企業であり社会人です。けれど、やり方さえ間違わなければ「がんばった」先には必ず成果が待っています。

002

もう一つ、「目的」と「目標」の違いについてディスカッションしました。

企業にとって利益を得ることは「目標」ではあっても「目的」ではありません。顧客や社員が幸せになることが企業の目的です。しかし、目標ばかりを追い求めていると本来の目的を見失ってしまいがちですよね。

登山は頂上に登るためにきつい思いをして頑張るのだと思います。その辛さを克服して臨むご来光は最高のご褒美でしょう。けれど、頂上に上ることは目標ではあっても目的ではないと思います。目的はそこでしか味わえない達成感や爽快感ではないでしょうか?
「目標」とは「目的」を達成するためのモチベーションの維持であったり、ご褒美だと思うのです。

皆さんのとても活発な発言で、あっという間の90分でした。

004

座談会終了後は全体での交流会。

昨年もグループ以外の学生さんともディスカッションしましたが、今年も出版や印刷、広告に興味があると言われる学生さん数名と話す機会に恵まれました。

みんな真面目だよねぇ。3年生の中でも参加した人は10%足らずでしょうから、それだけ積極的なのでしょう。
「就活」は積極性と挑戦、そしてスピードでしょう。そこはビジネスと同じです。

005

我々グループの代表スピーチです。
自薦で手を挙げてくれました。いや~立派です。

こういう機会の積み重ねが人間を大きくしていくのだと思います。だって、今日のこの機会はもう二度とないんですから。あ~僕もこういうことに30年前に気づいていれば・・・(笑)

彼らもあと10~20年すれば企業の中心で地域の原動力となっていくわけです。そう考えると、期待せずにはいられません。そして、我々経営者は高いエネルギーを発信し、活動エリアでどうポジショニングしていくか。お互い競争だね。

僕等からの拙いメッセージを受け取ってくれたみなさんは、明るく凛々しい表情を見せてくれました。

皆さん、ありがとう! そして、来年のエントリーを待ってますよ!

057

前回のブログでもお伝えしたように、先日の2015新卒者内定式の後はDixitというドイツのゲームを社員さんと一緒に行って頂きました。
ゲームの内容は割愛しますが、このゲームを行った目的は、「同じ言葉や映像からイメージするものは人によって異なる」ということです。

同じことをしていても感じ方は人それぞれ。同じ仕事をしていても、「楽しい」と感じる人もいれば、「つまんない」と思う人もいるでしょう。企業は個性の異なる人の集団です。だからこそ、面白いし成果を得られるのだと思います。それぞれ違う個性が、「共通の価値感」を持って「一つの目的」を目指せば、計り知れないパワーを産むと確信します。

仕事は「好まないもの」や「苦手なもの」ほど「工夫」と「ゲーム化」が必要だと思っています。
「イヤ」な業務は概ね「苦手意識」があったり、「やったことがない」から不安に感じるものです。誰でもできるような単純作業でも「時間短縮」や「正確さ」を仲間や過去の自分と競うことで俄然やりがいが出てくるケースもある。そして自分で成長を感じ、周囲から感謝されれば「強味」に化けることもある。そこが仕事の醍醐味の一つかもしれません。

その後は課題としてお願いしていた「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」のレポートの発表です。
みんなびっくりするほどしっかりとまとめ、前向きに感想を述べてくれました。
共通してみなさんに響いた部分は「最後に勝つのは勝ちたいという想いが一番強い人」という文章の「想い」というキーワード。

皆さんとても優秀なのですが、その中でも「想い」に響いてくれたことが、私にとってはとても嬉かった。
というのも、優秀であることに越したことはないのですが、「心が優秀な人」と一緒に仕事をしたいから。

次のカリキュラムは「若い女性と水夫」という心理テストのワークです。
ストーリー中の登場人物の中で、好感が持てる人に順位をつけ理由を発表してもらいます。面白いことに4人全員バラバラ(笑)。登場人物にはそれぞれの象徴される価値感が隠されています。ある人は「自己責任」だったり、「情熱・目標達成」や「支援や信頼」だったりします。勿論、何がよいということではなく、その人が何を大切にしたいか」。私はバラバラだったことが面白くもあり、4人の内定者への期待値が更に膨らみました。

そして、バラバラな4人の順番をディスカッション。いや、むしろディベートで一つにまとめるという課題をお願いし、「殴り合いだけはしないように(笑)」とだけ言い残し15分ほどその場から離れます。

戻った際は議論が白熱したようでなかなか決まりません。皆が納得したわけではなさそうですが、一応全員の承認を得てひとつにまとめて頂きます。

後に感想を述べて頂きますが、印象に残ったのは「皆がシラけずにムキになって熱く自分の考えを言ってもらえたことが嬉しかった」という発言。

「それは当たり前、だってムキになって熱くなれない人には内定出していませんから」とお伝えしましたが、とても嬉しい瞬間でした。

muki_1[1]

学生でも、社会人でも、企業でも、家庭でも、友人や仲間との関わりでも、「ムキになる」こと、「熱くなる」ことを避けて忘れてしまうと、寂しく味気ないものになってしまいます。

「ムキになって」やるからこそ楽しい。そして達成感と充実感が得られる。

「あ~ウザっ!」とか「あ~めんどくさっ!」なんていう言葉をよく耳にしますが、今回の研修によって「ムキになれる」想いを持った内定者の皆さんへの期待と覚悟が日を追うごとに膨らんでいます。